囲碁のルールがわからなくても面白すぎる!平成の”ドラえもん漫画”
⚠本記事はネタバレを含みます

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「ヒカルの碁」は、ほったゆみ先生(原作)と小畑健先生(作画)による“囲碁”を題材とした人気少年漫画で、1999年から2003年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されました。
平凡な小学生男子・ヒカルが、天才棋士・藤原佐為の霊と出会ったことをきっかけに囲碁の世界へ踏み込み、成長していく物語。
少年漫画としての熱いライバル関係、丁寧に描かれた心理戦、囲碁ブームを巻き起こすほどの魅力で多くの読者を惹きつけました。
2001年にはテレビアニメ化もされ、今なお根強いファンを持つ名作です。
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『ヒカルの碁』で最も大きな衝撃を残した出来事──それが「藤原佐為の消失」です。
ヒカルの“師匠”であり、“親友”で、読者にとっての相棒でもあった佐為が突然いなくなったエピソードを読んで喪失感に打ちひしがれる読者が跡を絶ちませんでした。
「佐為の消失~捜索」と、「伊角さんとの一局」までは作中で最も泣けるシーンとして語り継がれています。
本記事では、作中の伏線、佐為の発言、そしてヒカルが遂げた成長の意味までを解説します。
佐為はなぜ消えたのか?──まず結論から

神の一手を極めるためにヒカルと共に二年以上を過ごした佐為。
その佐為が消えた理由は、物語を読み進めると作中で明確に語られています。
考察①ヒカルに塔矢行洋との一局を見せることで、役目が果たされたため
佐為自身が察している通り、千年の時をこえて役目を終えたことで佐為の砂時計は再び動き始めました。
ではその役目とはなんだったのか。
それが、第116話の「千年の答」で描かれています。
塔矢行洋とsaiのネット碁での一局を、ヒカルに見せるためであったのだと把握するシーンは14巻に収録されている116話で読むことが出来ます。
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佐為が平安時代から抱き続けていた「神の一手」への未練。
囲碁のルールも知らなかったヒカルに頼み込んで対局の機会を設けてもらい、
佐為だけでなくヒカル自身の成長の結果、「神の一手に最も近い存在」塔矢行洋との対局がかないます。
千年もの間の悲願であった「神の一手」を極めるために、歴代最強棋士・佐為と、現代の“名人”とがインターネットを介して一戦を交えました。
そしてその対局は佐為の勝利で終えます。
対局を終え、塔矢行洋のさらに上を行く対局に佐為は感無量でした。
塔矢行洋に、そしてヒカルに感謝の念でいっぱいになっている佐為に対して、真剣に考え込むヒカル。
そして、佐為も塔矢行洋も気づかなかった「逆転の一手」にヒカルだけが気が付きます。
示された手を見た佐為はみるみる表情を変え、「たしかにヒカルの言う通り・・・」と言葉をなくします。
他の誰も気づくことが出来なかった「逆転の一手」に気づいたヒカルを前に、佐為は自分が千年を永らえた意味を悟るのです。
今 わかった
神はこの一局をヒカルに見せるため
私に千年のときを長らえさせたのだ
──ヒカルの碁14巻 116話「千年の答」より
つまり、佐為は自分自身の魂がこの世に留まり続けている理由について、「神の一手」を極めるためであると考えていました。ですが、塔矢行洋との一局によってその認識に誤りがあることに気が付きます。
塔矢行洋とのネット碁での対局によって勝利を収め、「神の一手」に最も近づくことが出来た瞬間、ヒカルがその対局の「誰も気づかなかった逆転の一手」に気づき、ヒカルの内に秘める可能性に唖然とします。
そしてこの会話によって佐為は、自分が囲碁を極める為ではなく、ヒカルにこの対局を見せるために存在していたのだと気づくのです。
これまで千年を長らえていた魂でしたが、その瞬間から容赦なく残りの時間が迫ってきていることを悟る佐為。
ヒカルと離れたくない、もっと一緒にいたいと願っても、思いは通じず別れの時が迫りくるのでした。
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考察②佐為本人が感じ取った「消えてしまう予感」とは?
塔矢名人との対局でヒカル自身が“覚醒”した描写
ネット碁で佐為が塔矢行洋と対局した際、
ヒカルは盤面の流れを誰よりも深く読み、最善の一手を「感じ取れる」段階に達しています。
これは明確に、「ヒカルが佐為なしでも高みへ到達できる」という伏線として描かれている部分です。
佐為が“自分はもうすぐ消える”ことを示す言動
塔矢行洋との対局碁、佐為が消える数日前を描く123話「消えたくない!!!」では以下のような描写があり、お別れが近いことの伏線となっています。
・ヒカルのおじいちゃんの蔵にあった碁盤のシミが薄くなっているのを発見し、運命を悟る
・「自分はもうすぐ消える」と口にする
・しかしヒカルには切実さが伝わらず、ワガママだと思われる
・ヒカルにとりあってもらえずに落ち込む佐為、その足元が透けてきている描写
これらは佐為の意志に反して、佐為をこの世に繋ぎ止めていた証が薄れつつある兆候です。
考察③佐為消滅の“もう一つの理由”は物語の構造にある
「ヒカルの碁」の作中では、佐為はいわゆる”ドラえもん”的立ち位置でヒカルを導きます。
物語序盤では塔矢アキラとの対戦を通して、佐為自身の力量をヒカルにもわかりやすく伝わる表現になっていました。
一方、歴戦の棋士である佐為を追った塔矢アキラはヒカルとの対決に執着し、中学校の囲碁部へ入部までして大会に出ることに。
そして囲碁のルールを全く知らなかった平凡な少年ヒカルが、
囲碁と出会い、囲碁部に入り、院生になり、プロ試験に合格する──
これは歴史上最強の棋士である佐為がヒカルの前に現れ、棋士への道を導いていったからこそ始まった物語です。
この関係性は、のび太とドラえもんの関係に近いものがあります。
佐為はヒカルを助け、導き、背中を押し、時に問いかけながら成長へと導く“メンター”として機能しています。
しかし最終的に、その“支え”がいなくともヒカルが自立し、前に進んでいく――この「別れと自立」という構造は、ドラえもんの名作エピソード「さようならドラえもん」と非常に似通ったテーマ。
佐為の消失は深い悲しみを伴いますが、物語として必然性を持ち、ヒカルの成長を象徴する重要な転換点として問いかけるのです。
佐為の消失は「喪失体験」として読者の心に刺さる

佐為が突然消える展開は、ヒカルだけでなく、読者の心理にも深く作用します。
多くの読者はヒカルと同じ視点で物語を追っているため、佐為の存在を“当たり前のもの”として受け入れ、安心感を抱いていました。
その支えが失われることで、読者はヒカルと同じ喪失感・混乱・後悔を追体験することになります。
現実の人生で誰もが経験する「大切な存在の喪失」に構造が近いといえます。
物語がフィクションでありながらも現実以上の臨場感があり、感情を揺さぶります。
さらに、佐為は“優れた囲碁の才能”の象徴であり、佐為の消失は
「佐為にはもう会えないが、ヒカルの打つ碁の中に、確かに佐為が存在した証がある」
というテーマを示唆しています。
読者はヒカルの涙を通して、大切な存在との別れを擬似体験し、物語に強い感情移入を起こすのです。
この心理的同調こそが、佐為の消失が20年以上語り継がれる名シーンになっている理由のひとつではないでしょうか。
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佐為の碁ではなく、ヒカル自身の碁を打ち続ける。
それが佐為への弔いになっていたらいいなあ、と願います。
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佐為の消失は“悲しい別れ”でありながら、同時に“ヒカルの碁始まり”でもあります。





