作品概要と作者紹介|「僕等がいた」小畑友紀先生の現在は?

「僕等がいた」は小学館の「ベツコミ」で2002年から連載開始された少女漫画です。
全16巻、発行部数は1200万部を突破する大ヒット作となりました。
2006年にテレビアニメ化、2012年には実写映画が公開されました。
著者畑小友紀先生は北海道出身で、1998年に新人コミック大賞佳作を受賞してデビュー。
作品には先生の丁寧な描写と綿密なストーリーが反映され、中高生の共感を呼びました。
「僕等がいた」完結後は、「春巡る」の連載が始まりましたが2014年からは休載が続いています。
一方で2019年には、マクドナルドのハッピーセットにて描きおろし絵本「すてきなぼうし」を執筆しています。

漫画の活動はお休みされているものの、別のフィールドでご活躍されている作品を見ることができるのは嬉しいですね!今後、絵本の書籍化も期待したいです。
「僕等がいた」は高校生の高橋七美と、七美が恋に落ちるクラスの人気者・矢野元晴を中心に展開していきます。
元カノが事故で亡くなっていることで心に傷を背負っている「矢野」。
そんな矢野に思いを寄せる七美ですが、両思いになってからも障壁が多く、悩みが尽きない恋愛となります。
思春期の不安や葛藤、そして初恋の切なさをリアルに描き、完結まで一気に読みたくなる作品です。
ネタバレありの詳しいあらすじは↓こちら!
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「僕等がいた」あらすじ ※ネタバレあり※

物語の舞台は北海道・釧路市。
15歳で高校に入った主人公・高橋七美は、明るく元気で少しおっちょこちょいな普通の女の子です。
クラスメイトの矢野元晴は学校中の女子が憧れる人気者。ですが、七美は矢野の意地悪な言動に、最初は苦手意識を持っていました。
矢野は明るくて要領も良く、男子からも女子からも人気があるもの、心に闇を抱えている様子。
その理由は、亡くなった恋人・山本奈々の存在でした。
七美は最初はいがみ合っていた矢野に徐々に惹かれ、彼の優しい一面や秘密に気づいていきます。
喧嘩やすれ違いがありながらも二人は両想いになり付き合い始めますが、矢野は高校2年の冬に家庭の事情で東京へ引っ越すことに。
この別れは二人の関係に大きな影響を与え、遠距離恋愛の難しさが描かれていきます。
1巻では、クラスの仲間との交流や遠足のエピソードが明るく描かれますが、巻が進むにつれて物語は次第に矢野の過去の秘密や家庭環境の問題も交え、少しずつ複雑になっていきます。
特に、矢野の元彼女が七美のクラスメイト・山本有里の姉であったこと、その死の真実が核心的なテーマとして織り込まれています。
「僕等がいた」社会人編あらすじ ※ネタバレあり※
東京に引っ越した矢野は、複雑な家庭の環境のなか自身もアルバイトに励んで暮らしていました。
親子二人で力を合わせて暮らしていましたが、母親の病気が判明。落ち込む母を励ましながら、母の療養にアルバイト、慣れない家事も頑張ります。
しかしそんな日々に疲れてしまった母は、矢野が七美に会いに行こうと決めた直後に命を絶つことを選択します。
その姿を発見したのは矢野でした。自分が母を追い詰めたと責任を感じてしまい、七美に会うことも諦め、全てを捨てて姿を消してしまいます。
矢野が姿を消してから、数年が経過。社会人になった七美は東京の出版社で働いています。
七美はずっと矢野を忘れられずにいましたが、行方も連絡先もわからないままでした。
七美は矢野を過去にしようと、矢野の親友だった竹内くんと時間を共にし、恋人になっていました。
ある日七美は竹内くんからプロポーズを受けますが、すぐに返事することができず、竹内くんと付き合っている今も心の何処かであの頃の矢野の影を追い続けていることに気づきます。
一方、矢野はこの数年、亡くなった元カノの妹・山本有里と一緒に暮らし、その母親の面倒を見ながら、過去への贖罪のような毎日を送っていました。
大人になった今でもなお矢野自身の母親と、元カノの奈々への罪悪感を持ち続け、有里に寄り添うことで償っているようにも見えました。
そんな中、ついに七美と矢野は再会。しかしお互いに相容れない人生を歩んでいくことを確認し、お別れする形になりました。
一方、有里の母親の容態が急変。有里を最後まで支えて、その責務を果たした矢野は有里に背中を押されて七美に会いに行く決心をするのでした。
「僕等がいた」最終巻16巻 結末と感想
矢野は七美の職場へ電話をかけ、連絡をとろうとしますが、すれ違いが続きなかなか繋がりません。
やっと電話がつながったそのとき、七美は仕事の疲れもあって駅の階段で転倒し、意識を失い病院へ向運ばれます。
電話口で事故の音を聞いた矢野は、新幹線やタクシーを乗り継いで、七美の元へ駆けつけようとします。
途中、竹内くんからの後押しがあり、矢野は「これから迎えに行くから頑張れ。今度こそ、お前のために全部を捨てられる」と七美の電話に留守番の伝言を残します。
矢野が病室にたどり着くと七美は無事意識を取り戻しており、二人は泣き崩れながら再び再会を果たしました。
全16巻静かな繊細な心理描写と、時に困難に立ち向かいながらも前向きなラストが、多くの人の心に残る最終巻となっています。

何年も行方がわからなかった矢野を前にしたときの七美の緊張感が伝わる終盤の流れ。そして病室に七美の前に姿を現して、思いを通わせる展開は感動的でした。
リアルタイムで読んでいたときは休載も挟みながら長期に渡る連載だったので、やっと結ばれた!と感無量だった覚えがあります。
「僕等がいた」はどこで読める? 無料試し読みにおすすめサイト!
「僕等がいた」は、電子書籍と紙媒体の両方で購入が可能です。
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各サイトでのキャンペーンは不定期に開催されるため、公式サイトをこまめにチェックすると良いでしょう。
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まとめ|「僕等がいた」は少年少女のリアルを描く作品
「僕等がいた」は青春の切なさや葛藤をリアルに描き、多くの読者の心に残る名作です。
矢野と七美の成長の物語は、10代から大人の読者まで、年齢問わずに共感できることでしょう。
繊細な心理描写と温かい人間関係が織りなすこの作品は、ほっとするだけでなく、人生や恋愛への勇気を得る一冊として幅広くおすすめです。

物語やキャラクター同士の関係性がとても複雑な作品なので、あらすじだけでは伝わりきらない部分が多いと思います。ぜひ読んでみて下さい!

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