漫画『ハコイリのムスメ』どこで読める?結末は?あらすじや感想についてまとめました。

少女漫画/大人の恋愛

『ハコイリのムスメ』はどんなお話? 結末は?

『ハコイリのムスメ』は偽装婚約から始まる恋愛物語

漫画『ハコイリのムスメ』は、資産家の箱入りお嬢様・珠子と、傾きかけた家業を守る紀之が、互いの利害が一致するところから偽装婚約と同棲を決めるお話を描いた物語。

二人の恋愛と、古風な家族観が交錯する、大学四年間の生活をメインに描く恋愛ストーリーです。

本作は月刊誌『Cookie』(集英社)にて、2015年5月から2021年11月まで連載されました。

2022年1月号には番外編が掲載され、最終巻の13巻に収録されています

作者の池谷 理香子(いけたに りかこ)先生は、多摩美術大学在学中に『YOUNG YOU』(集英社)にて「いつか何処かで」でデビュー。

その後、『YOUNG YOU』にて作品を発表していましたが、雑誌廃刊に伴い、発表の場を『Cookie』(集英社)へ移します。

代表作は年下男子との恋愛模様を描いた『微糖ロリポップ』、事故で記憶を失った女子高生を主人公に据えた『シックス ハーフ』など。

ちなみに、ハコイリのムスメ13巻には『シックスハーフの番外編も収録されています。

ハコイリのムスメ』は、「思いっきりイケメンな男の子」と「おおらかで明るい女の子」を描いてみよう!という池谷理香子先生の考えのもとで産まれた物語だそうです。

「障壁があるお話が好き」と語る池谷理香子先生の作品の中でも人気が高く、幅広い読者層に支持されています。

『ハコイリのムスメ』 あらすじをご紹介

主人公は箱入り娘の珠子。彼女は不動産業を営む祖父の厳しい管理下で育てられた、いわゆる“お嬢様”です。

幼稚園から市立女学院に通い、放課後のほとんどはお稽古ごとの毎日。

高校生になっても門限は17時で、地元の短大に進むことを決められた「箱入り娘」。

そんな珠子ですが、付き合って間もない彼氏が東京へ進学すると聞いてショックを受けます。

なりふり構わず、自分も東京へ進学するために祖父に直訴

しかし、東京行きは許して貰えず・・・

跡取り娘として、家と家族を守り、この土地で死んでいくと幼い頃から繰り返し言い聞かされてきた珠子はその場でそれ以上食い下がれず、すぐに諦めました。

しかしそのときたまたま来客として場に居合わせた紀之は、二人のやりとりを見て「本気で行きたいなら祖父の言いつけは無視して行けばいい」と堂々と主張。

一度は諦めた珠子でしたが、紀之に背中を押され、再び祖父に東京行きを懇願します。

すると祖父は珠子と紀之が許婚同士となることで紀之の家を守り、同じ大学に合格すれば珠子の東京行きを許すという条件を提示。

珠子は東京での彼氏との大学生活のため、そして紀之は実家の家業を救うために利害の一致から手を組むことを決めます。

こうして二人は4年後、珠子から婚約破棄することを約束の上、偽装婚約での同棲をスタートさせました。

この偽装婚約から始まる物語で、珠子紀之の関係がどのように変化していくのかが見どころです!

一緒に住んでいるという距離感だけでも、もしかしてお互いに惹かれたりしちゃうのでは・・・と期待しちゃいますよね。

4年後の婚約破棄は果たして実行されるのか・・・?!

二人をとりまく濃厚な人間関係深刻な気持ちが、全13巻でじっくり描かれていきます

ハコイリのムスメ 登場人物

週末漫画ホリデイ

園田 珠子(そのだ たまこ)

園田家の跡取り娘。祖父の厳しい教育を受け、地元で家を継げと言われて育った。家族には内緒で彼氏と付き合っていたが、彼氏の東京進学を理由に、大学4年間だけでもと東京の大学へ進学することを切望する。一度は東京行きを諦めかけたが、再び直談判したところ紀之との婚約・同棲を条件に許される。
能天気でお人好し。育ちがいいので人を疑うことを知らず、小さなことは気にならないおおらかな性格。恋愛経験はあまりなく、少し惚れっぽいところも。得意料理は和食。

津川 紀之(つがわ のりゆき)

仕出し屋「つがわ」の長男。珠子との婚約・同棲に一度は反発するが、婚約の代わりに料亭への融資が認められ、偽装婚約でいいという珠子の口車に乗ってしまう。大学では不干渉、珠子とは遠い親戚という間柄という設定などルールを決めて壁を作っていた。
園田家からの生活費ではなく自力でアルバイトするなど真面目で頑固な性格。
地元には両親と年の離れた弟が一人いる。

木嶋 卓(きじま たく)

紀之の幼馴染。小学校からの付き合いで、大学では同じ学部に通う。コミュ力が高く、顔も広い。
同棲を隠していた珠子と紀之の関係性にいち早く気づき、二人の事情を打ち明けられる。

佐久(さく)

珠子の大学の友達。珠子とは同じ学部で、話しかけてくれた。同じフットサルサークルに所属し、卓の次に珠子と紀之の事情を知る一人となる。

沙羅(さら)

紀之と卓の高校の同級生。高校時代に紀之と両思いだったが、実家が傾いた影響で疎遠に。東京で再会した紀之と付き合うことになった。珠子とは正反対なタイプの女子。

ハコイリのムスメ 見どころとおすすめシーン!

珠子と紀之の関係はどう変わる? おすすめシーンは

週末漫画ホリデイ

本作の最大の見どころは、珠子と紀之の関係の変化です。

偽装婚約・他人同士の同居という設定からスタートする二人が、次第に異性として意識し、関係性が変化していくプロセスは読みごたえたっぷり!!

このあたりのお話は第4巻から第5巻で楽しめます。

ハコイリのムスメ 4

ハコイリのムスメ 4

ハコイリのムスメ 5

ハコイリのムスメ 5

特におすすめなシーンは、第4巻に収録されている10話二人のアイスのやりとりです♡

偽装婚約という偽りの関係性、でも本音では気になっている相手との同棲生活・・・

そんなのドキドキするに決まっていますよね!!!

この場面から二人の距離は急接近。

紆余曲折を経て、二人はめでたく付き合うことになるのでしょうか・・・?!

読者の期待も特に高まる展開となっています。

箱入りお嬢様・珠子の自立と考察

また、恋愛以外の部分では珠子の成長も重要なテーマだと感じます。

おじいちゃんや家政婦のクマちゃんに守られるだけの箱入り娘だった珠子が、地元を離れて東京での生活の中で自立心を育んでいきます。

大学の友人をトラブルから救い・・・

人生初のアルバイトで同僚男性の問題行動などの人間関係を乗り越え・・・

試練や葛藤も待ち受けていますが、笑顔を絶やさず困難に立ち向かう珠子は精神的にも強い女性へと成長していきます。

『ハコイリのムスメ』全巻を通してどんなお話?

全体としては恋愛をテーマに、基本的には明るいお話が多いのですが、鬱展開な人間関係に巻き込まれるお話もいくつかあると感じました。

特に第6巻の、百香珠子の実父のお話はかなり重い話でした。

ハコイリのムスメ 6

ハコイリのムスメ 6

しかしながら、それらのストーリーと池谷理香子先生の美しい作画が、キャラクターたちの心情をより豊かに表現していることといえるでしょう。

『ハコイリのムスメ』どこで読める?全巻無料で読めるサイトは?

ハコイリのムスメ』は、電子書籍と紙媒体の両方で購入が可能です。
現在いくつかの電子書籍プラットフォームで試し読みが可能です。

以下のようなサイトで無料で読めるキャンペーン試し読みページが用意されている場合もあります!

Renta!で短期間レンタル

Rentaでは、短期間のレンタル形式での購読が可能です。1冊あたりの費用をおさえて全巻読むことができます。
試し読みも可能なので、気軽に読書をしてみてください。

ハコイリのムスメ 1

ハコイリのムスメ 1

試し読みはこちら

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何度も繰り返し読みたい方は、電子書籍で購入しましょう。
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『ハコイリのムスメ』 全13巻完結済です♪

ハコイリのムスメ』は全13巻で完結しています。

作品全体を通じて、箱入り娘珠子が少しずつ自立し、家族や友人、そして紀之との関係を築き上げていく様子が丁寧に描かれています。

特に最終巻では、珠子紀之大学生活がクライマックスを迎え、読者をぐっと引き込む展開が待っています。

その中で描かれる珠子の決断や、珠子が自分自身の生き方を見つける姿には、多くの共感と感動を覚えるでしょう。

二人の婚約破棄は実行されるのか? それとも幸せな結末を迎えるのか?

気になった方はぜひ、池谷理香子先生の『ハコイリのムスメを楽しんでください!

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